OCM一級建築士事務所
 

2006年3月


  2006年3月31日(金)   来訪者
「エビスグランドボウル」からメールが来た。
以下、全文。

お客様各位

皆様に愛されて34年。
平成18年3月31日をもちまして閉店させていただきました。
長い間ありがとうございました。

エビスグランドボウル 従業員一同


※弊社が保持する ご登録頂いたお客様の氏名・メールアドレスに
 関する情報は、このメール送信後削除いたします。
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発行日:2006年3月31日
発行元:株式会社エビスグランドボウル


その、丁寧さに頭が下がる。

               §

夕刻から、いろんな20代の若い人たちがOCMを訪ねてきた。

「ロンドンに留学していた人」2人と、「これからロンドンに留学しようとしている人1人」と、「休職している人1人」

皆様々な「用事」でOCMを訪れて来る。
不思議な事務所だ。
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  2006年3月30日(木)   グレーゾーン
夜、某雑誌編集長と打ち合わせ。

いくつか案件をいただいたが、ひとつ勘違いしていた。雑誌への寄稿だと思っていたものが、単行本だった。

せっかくだから「建築ツウシリーズ」にしてくれと、無理矢理なお願いをする。まだ内容は秘密ですが、新たなる読者層を開拓するため、皆様の予想をいい意味で裏切ります。

ちょっとヒント。できあがるものは違うが、僕の作業的には「戯曲」かな。

               §

先日、僕より年下の人達との会合で、3人が離婚歴のある人だった。
今晩の打ち合わせでは、3人の親が離婚していることがわかった。
僕も含めて、複雑な家庭環境のはなしを聞くことは好きだ。

ここ100年で「養子、妾、夜這い、奉公、公娼」などといった“ゆるやかな社会システム=グレーゾーン”を放棄してきた、という認識は必要であると思う。

つまりはゆるやかなモラルを法で明文化し、制限しつづける社会、そりゃ新しく生まれてくる人が「生きにくい」と感じることは当然と言えば当然だ。
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  2006年3月29日(水)   禁忌
消費税を払いに税務署へ。
「コンピューターでやったら簡単だよ」と、年配の係員の人に「右クリック」を教わる。

事務所に戻って、アルバイトの人に「何でMac使ってるんですか?」と聞かれ、答えにこまる。とくにこだわりも何もない、単なる文房具だと思っているので。「一生モノのMac、新発売!」であれば、愛着も湧くだろうが……。

                §

写真、「変わりゆくエビス」の続編。若干の歓楽街的要素のあったエビスの象徴「ボーリング場、バッティングセンター、卓球場」もなくなる。

※ちなみに「Re〜」計画、諸般の事情により中止になりました。
もうしばらくエビスにいることになりそうです。
やはり、厄年に“動く”ことは禁忌(キンキ)のようです。。。。
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  2006年3月28日(火)   桜花
といっても特別攻撃機「桜花」のことではないし、右翼の話でもない。

※しかしそういった表象があるということも若い人には知ってもらいたい。

恵比寿の通称“タコ公園”の桜満開。
もう、強い風にやられて、散っているのでなく「がく(うてな)」ごと“ボタッ”と落ちている。

ので、九重ならぬ、八つ拾ってきて、水盤にちらした。

              §

仕事で歳事記について考えている。
毎日、都市のゴミ、暗部、廃墟、習俗みたいな写真ばかり撮っているが、「都市のゴミを通じて建築を語って下さい」という仕事は来ない。

やはり、その、なんというか「美しい」仕事が来る。いいことだ。

しかし、美を語るには、ゴミをみることももちろん大事だ。
「建築ツウ」は街を歩くし、地下鉄にも乗る。別にリムジンで、パーティー会場からパーティー会場に送り届けられているわけではない。

「密室の美」だけではだめだ。つまり「京都の宮中文化」だけではだめなのだ。こう、なんというか、その、武士でもなく、農民が何のデータベースにも残さずに無意識に培ってきたものを拾い上げ習合させねばならない。

誰かがいいことを言っていた。
「『武士道』とか言うが、ニッポン人のほとんどは農民だったんじゃないか」と。

今晩は杯に桜を浮かべ、桜花酒、とするか……。

                 §

『建築ツウに訊け!』情報
Barrier-full(バリアフル)さんに御意見いただいています。
若いのに、何かこう、適確な、“芯を食ったような”コトバの響きがある。ブログ特有の匿名状態なので、性別さえわからないが、「本を書いていてよかった……」と思わせてくれるに十分である、たとえ「立ち読み」だろうが……。

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  2006年3月27日(月)   第十一候「桜始めて開く」
本格的に「蟄虫、戸を啓く」といった感じのワタクシめ。
“監修”のための予習をしていると、コンペの依頼が……。
また往時の忙しさの中に、好んでこの身を没入させる決意できたり。

文章を書く前には、早めにいろんな事柄、客観的事実、史実を整理し、頭に放りこむ。まだ、青臭く、とげとげしたそれらは、“ル・クルーゼという脳味噌”によって、短期間のうちに、原型をとどめぬほどにトロトロに煮込まれる。

そして、「偏見、独断、諧謔……」といったB級調味料を振りかけ、縁日の屋台の食べ物のような状態にして、皆様にお出しする。滋味深し……

「真行草」「守破離」「雪月花」「花鳥風月」「地水火風空」「木火土金水」「土用、閏」「日月火水木金土」「五行」「陰陽」「観照」「室礼」「二十四節気」「七十二候」「なり、ふり、ながめ」「きそひ、くらべ、ならび、みたて、つくし」「五節供」「人日、上巳、端午、七夕、重陽」「寄物陳思」「正述心緒」「こころ、ことば、すがた」云々……

                §

こんなことばかりを考えていると、日々の生活に支障があるので、ターメリック(うこん)ライスを土鍋で炊いて、熟成したカレーをかけて食べながらミノモンタのお昼のテレビをみて還俗していると、明日は「土鍋でカレー!やります!」とか言っているので、ちょっと苦笑い。
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  2006年3月26日(日)   全品半額
10年前は“寝間着でコンビニに行ける”ような街だった恵比寿が、“オシャレタウン”になり、おまけに昨今は“オフィスビル”がいっぱい増えて、午ともなれば昔の西新宿のように昼飯戦争がおこっており、恐くて外に出られない……。

そして、どうやら最後の仕上段階に来たみたいだ。

向かいのおじいさんが一人でやっていた金物屋は「全品半額セール」をやったあと先日閉鎖。

角の18年間つづいた花屋は「鉢植え全品半額セール」をやって、いよいよ閉店。

いつも窓から筆文字で大胆なメッセージを送り続けていた名物古本屋「戸川書店」も、これが最後のメッセージ。

5年前まで住んでいた恵比寿2丁目の「柴田ビル」に取り壊しの看板が出ていた。

「昔の恵比寿はねえ〜」とか「昔オレは〜〜」といった話をするのが嫌いなものにとっては、どうしたらいいものか。

現前たる、光景が、自らの意志に反して記憶に変換されていく。

               §

某雑誌の某特集の“監修”を打診されている。
予習のため渋谷のブックファーストにて資料として下記を購入。

『図録 農民 生活史辞典』(柏書房刊)
『飛田百番 遊廓の残照』橋爪紳也(創元社刊)
『日本の民族 下 暮らしと生業』芳賀日出男(クレオ)

変わりゆく目の前の街との折り合いがつけられず、失われてしまった習俗などに憶いをはせる。
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  2006年3月25日(土)   桜をミル人
とにかく気心知れた人と会って話をすることが好きなので、今週は慌ただしかった。

ちょっと、散歩に出かける。
代官山、中目黒、神泉、松濤、渋谷、東、恵比寿とランブリング。

中目黒の桜は7分くらい咲いている。
満開まで待切れない、近所の人々がムクムクと家から出て来て、大勢、そぞろ歩きをしていた。

“そぞろ歩き”。いいコトバだ。昔、15年くらい前、建築家の竹山聖がその“そぞろ歩き”の重要性を強調していたような気がする。

桜も見るが、“桜を観ている人を診る”事が好きだ。
たぶん、それが、デザインの最初の一歩だと思う。

変だと言えば、変な仕事だ。

                §
『建築ツウに訊け!』情報
いろんな感想いただいています。
本屋でバイトさん
読書日記さん
けんちくヲタ日記さん
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  2006年3月23日(木)   楽器
昨日にひきつづき、バンタンデザイン研究所の講師会。

その後講師の鍋田氏和田氏をOCMに招き、裏講師会。

また、昨日にひきつづき、ギターを持ち出し、セッション。

            §

なぜ、デザイナーと呼ばれる人種はかなり高い確率でギターが弾けるのか……結構な謎である。

しかし、単なる会話より、音で、楽器でコミュニケーションを図るということは、なんと気持ちの良いことだろう、とつくづく感じる。
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  2006年3月22日(水)   「Re〜(リ・何とか)」
バンタンデザイン研究所、来年度の打ち合わせ、講師の方々が揃い、意見を交わす。

その後アーティスト吉水氏をOCMにお招きし、食事と酒を降るまう。
アートや音楽の話をしながらも、確定申告やローンの話にうつる。
そして、最後はギターで軽くセッション。
楽しい夕べである。

昨年は「働き過ぎて死んでしまった40才代のデザイナーさん」が、身近に2人もいたので、今年は、ゆっくりやっている。

死にたくないのではなく、まだやりたいことがたくさんあるので「死ぬわけにはいかない」。もしくは「やりたいことだけ選んでできる礎をつくる時期」であると考えている。

              §


佐々木アキラ君が「Re-(リ・ハイフォン)」というプロジェクトをやっているので、「建築ツウ」的にはアキラ君にあやかって「Re〜(リ・何とか)」プロジェクトと命名する。
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  2006年3月21日(火)   鋳物鍋
先日、「鵠沼の家」に遊びに行った時、またル・クルーゼをつかって勝手に「ローストポーク」をつくって、「晩に食べてクダサイ」と言い残して帰ってきた。

もう、自分の中でル・クルーゼに対する想いが最大限に達し、帰ってすぐ、ル.クルーゼをネットで注文した。

豚のブロックとか、魚を丸ごと煮るとかやりたかったので、オーバルの23cmにした。

すばらしい、熱の伝導、スピード、味の染み込み……。やみつき。

               §

野球の世界一は、なんとも野球ファンとしては嬉しい限り。
いろいろ涙を流すポイントはあったが、個人的には、最後大塚がマウンドにあがったとき、アメリカ人の観客が「大塚」という文字の書かれたボードを掲げて応援していたこと。

日本にいたときの大塚はけっこうやんちゃで、ゴネまくって、いつもストレスフルな機嫌の悪い顔をしていた。やっと行き着いた先が、サンチャゴ・パドレス、そこで2年をすごし、地元に当然「大塚ファン」が存在していたという事実。

大塚の確かな実力と、毛のはえた心臓と、満面の笑みと、日本に対する憎悪とその裏腹の逆輸入的な愛。

仕事におけるストレスと非礼、それを最後に礼に変える姿は美しい。
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  2006年3月19日(日)   観戦
「鵠沼の家」で、一泊し、午から施主とともにWBC観戦。
施主と建築家は同じ関西人、施主はデイリースポーツを日経新聞とともに購読するほどの野球マニア。

コウチャクした試合に、二人とも気をもむ。「投手戦はもういらんわ〜」とイライラ。

その後、快勝、見届けて、湘南をあとにする。

              §

帰って食事の支度をし、友人の建築家滝澤氏が出るというので「ビフォー・アフター」を観戦。

最終回にふさわしい内容。
インチキくさい匠もいっぱいいたが「やっぱ滝澤はちゃうな……」とあらためて感心する。

「なんということでしょう……」という決め台詞とともに、ちゃんと素直に泣けた。

今度、焼き鳥屋、行ってみよう。
滝澤さ〜〜〜ん!連れてってちょうだい!
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  2006年3月18日(土)   浮き富士
昨年竣工した「鵠沼の家」に遊びに行く。
「3ヵ月ごとに、泊まりにいくわぁ」と冬至に約束したので、春分、なので泊まりに行く。

朝、早い電車に乗って、湘南へ。
腰越港の防波堤で、施主と一緒に釣りをする。
天気も悪く、季節もよくなく、おまけに、大潮で、潮がひきまくっていたので、あまり釣れなかった。だんだん凍えてきたので、退散する。

江の電江ノ島駅近辺の「てんてん」にて明石焼きを食し、冷えきったカラダをあたためる。

その後、食材を買い出しに、藤沢名店街(?)地下の市場へ。
魚、肉、野菜の安さに、少々ココロ乱れる。

中で一番魅力的だった「鰆(サワラ)4枚(切れ、ではない)530円」とか、豚バラブロック118円/100gなどを勝手に購入。※ちなみに恵比寿のピーコックでは「鰆“2切れ”630円」である……

「鵠沼の家」に戻り、みんなで料理をし、日本酒一升をあけ、夜がふけるまで楽しむ。

写真は「江ノ島の上に浮く富士山」
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  2006年3月16日(木)   Re〜って何?
昨日は南麻布、本日は蛇崩、祐天寺と物件をみにいく。
間取りだけだとOKだが、建物の構造や仕舞方をみるとやはり僕は「建築の人間」(※「建築ツウに訊け!」P186参照)なので、ついついひっかかってしまう。

写真は祐天寺の物件の窓からの景色。
こんな景色をみながら仕事がしたい、と強く感じつつも、「10階建て鉄骨造」や「天井高2.2m」にひっかかったりしてしまう。

もうちょっと、じっくり探さねば、あせってはいけない、といいきかせる。
なんかこのプロジェクトに名前をつけねば……リ〜以外の何かないかな……(※「建築ツウに訊け!」P212参照)

                §

東京旅館情報
おそらくフランス人の方だと思うのだけど、独自にこんなサイトをつくってくれている。なんだかうれしい。

そもそも設計段階から「外国人の視点」というものについてオーナーさんからお話いただいていた。「畳の縁の文様とか……」そういったものにとても興味をもたれる、と。

「人の視点」はくすぐったくも、おもしろい。
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  2006年3月15日(水)   借金
年貢を納め終わり、所得証明書を発行してもらい、今年こそ「借金をするぞ」と決意をかためる。

まあ、厄年にそんなことたくらんでいるから、すでに今年3度目の風邪をひいてしまったのだろう。もちろん「建築ツウ」のデータによると、厄年→普請→事故という負の連鎖が確認されているので、一事故を三風邪にポイント分割したと思えば、むしろ気が楽になる。
※ )「建築ツウ的普請道楽のススメ」p.63参照

突発的で、思いつきの作事ではないので、うまくいくだろう。
「諸事控えめに……かつ迅速に、適確に、明確に……」こんな感じの一年にしようと、昨年夏から脳味噌の中で醗酵させていた。

施主さんにいっぱい借金させてるクセに、やはり近似した状態に自己の身をおくことは、きっとわるいことではない。

               §

写真は駒沢公園だが、頭の中にベルナール・フォコン植田正治のイメージが自分の中にあることに気付く。

こう、何と言うか、0.5ポイントくらい次元を減らした感じだが、決してこれ見よがしなミニマルを意図はしていない。
0.5ポイント減らして、その分別世界からもう0.5ポイント連れてきて、相殺させたようにみえるということか……。
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  2006年3月13日(月)   年貢の納めどき
年貢の納めどき、つまり確定申告書の書き込み作業。

「昨年より光熱費が少ない……」とか、「この印税、どの本の印税だろう……」とか、「家賃、高けぇ〜」とか、いちいちたちどまる……。

途中で体調が悪くなりぶったおれた(笑)。熱が出て、喉が腫れ、咳が出て布団の中の人に……。

何とか仕上げて、明日提出せねば……。

「3億の赤字を、50億の利益にみせることのできる社会……」
「伊東屋のメルシー券より安い株券……」
「西岡のスピードについていけない審判……」

などと、妄想とたわむれる
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  2006年3月12日(日)   鶏ガラ実る1
ものごとの成り立ちや、歴史、地域性、本質をつきつめたり、メンタリティーをさぐったりすることが好きだ。

スーパーで鶏ガラをみつけたので、いつも売っているわけではないのでとりあえず買っておく。

鶏のモモ、ムネ、ささみ、豚のバラ、ロース、切り身、ブロック、牛の筋など、それに国産、輸入をかけ合わせた肉のめくるめくヴァリエーションと単価/100gの数値が、いつも頭の中をかけめぐっている「建築ツウ」。

その鶏ガラをぐつぐつ何日も煮て、冷やしたり、氷らせたり、一週間ぐらい経ったら、具や麺を集合させ、ラーメンとして食す。
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  2006年3月12日(日)   鶏ガラ実る2
ちっちゃな寸胴ナベがあれば、それに野菜のヘタとかいつもなら捨てるものをドンドン放り込んでしまえばいい。野菜はとろけて、姿がなくなる。

西から来た人間の個人的なこだわりはもやし、40年生きてきた結果ブラックマッペが最高であると確信。

東京で一般的なブットいもやしは緑豆もやし、いまだに好きになれない。ラーメンに入れた時は、ラーメンより太すぎて、スカスカしている。

ネギは、博多の万能ネギ、あのJALのマークがいかしてる。他に浅葱(アサツキ)、分葱(わけぎ)、九条ネギでもいい。つまり葉ネギ、青ネギとよばれるものがいい。
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  2006年3月12日(日)   鶏ガラ実る3
そこにモモの八角などで漬け込んだ蒸しドリ、煮卵、……。
鶏ガラ300gくらいで、一週間煮込んでたった二杯のラーメンしかつくれない。

このK2日記は、学生、施主、デザイン関係、工務店、主婦と、さまざまな人がブックマークされているということを、よく肝に銘じている。

                §

「建築ツウに訊け!」情報
大阪の建築家の人がこんな感想を書いてくれています。
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  2006年3月11日(土)   滑る
天気が良い、小春日和とでもいう感じか
昨日までのノミの生活を一新させるため、ヴェスパに乗って駒沢公園へ

少年野球の打球の軌跡を追い
ル・コルビュジェ、マルセイユの集合住宅の屋上のような子供達の行動を観察し
フェンシングの国際大会をのぞき観る

凧上げがはやっているのかと思い、売店をのぞくとなつかしいゲイラカイトが720円で売っていた

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  2006年3月10日(金)   
夜、新宿にて『建築ツウに訊け!』『「あたり前の家」がなぜつくれないのか?』二冊の本の合同打ち上げで、“チーム大菅(エクスナレッジ)”が大集合する。

アートディレクターの多田道彦氏、美澤氏、イラストの嶋津忍氏、写真家の渡辺慎一氏、ポム企画の平塚さん他アシスタントの方達と、にぎやかなメンツ。

集まってくれたみんなにお礼として出来たばかりの「建築ツウ」ピンバッジをプレゼントする。

                §

新宿の蕎麦屋→大久保のバー→最後は渡辺慎一氏と二人で恵比寿のバー→天下一品でラーメンと、めずらしく朝まで飲む。

なんだか飲んでばかりの3日間、 春の訪れ
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  2006年3月9日(木)   
渋谷から代官山あたりの東横線高架がやがてなくなる。目にみえないところで、地下工事は着々と進んでいる。

ここは僕にとってとっておきの散歩道なので、どう変わるのかとても気になる。少し、猥雑で打ち捨てられた感じがとても好きだった。

写真、高架下の住居がとうとう閉鎖された。これみよがしに玄関扉にバッテン状にうちつけられた板。管理上の理由というよりもこれは一種の記号だな。

バージニア・リー・バートン作の絵本「ちいさいおうち」は、いつも僕の手元にある。最後の方で、この「ちいさいおうち」の扉にもバッテン状に板が打ち付けられる……。

60年前からこの「記号」は何も変わっていない。
ファサードが悲しげな顔にみえるということも。
※参照「建築ツウに訊け!」p152

               §

バンタンデザイン研究所の卒業式。
卒業証書授与式で恒例の「ワンカップ一気飲み」をやって、学生や関係者から“あたたかい失笑”を浴びる。

講師は卒業するわけではないので、卒業式は「学生に教えるというプロジェクト」の打ち上げみたいなものか。

これまでの卒業生にはホームページをつくってもらったり、旅館の照明器具をつくってもらったり、また新規事業の相談を受けたりしている。つまりは「打ち上げ」ですらなく「はじまり」なのだ。
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  2006年3月7日(火)   あたり前の
『「あたり前の家」がなぜつくれないのか?』という本が送られてきたので、イス座で読む。

文がエクスナレッジの大菅力氏、つまり僕を文章家にしたてあげた張本人、で、写真がこれも旧友の渡辺慎一。なかなか力の入った本だ。

さまざまな家づくり本が世に溢れているが、今、2006年時点では、けっこう重要な書であると感じる。

いわゆる例の「偽造」のせいで、これからもっと建築文化、住宅文化は確実につまらなくなるそうです。人を信じることができない社会の訪れ、自分だけを信じるか、それとも民意がもとめるものは、公的な検査場で「揺らして、燃やして、風でゆすって、雨を下から降らせて、10年寝かせて……」といった試験に合格したものが、あなたの敷地にトレーラーで運ばれてくる。もちろん保証付き。車検のごとく家検も登場し、3年に一度はまたトレーラーでまた検査所に運んで検査……、当然“車高を下げる”などの改造していると家検には合格しません。

完璧だ。それが民意だ。

我々「建築ツウ」は、当然ソレ以外の「建築文化」に寄与していくことになるでしょう。

                §

……などと言うことを考えながら、昼飯をつくり、食う。
白めしは、土鍋でたきます。一人前なら100均で売っているままごとみたいな土鍋でもおししく炊けます。10分で炊け、10分蒸らします。

自家製白菜の浅漬け、自家製さばの味噌煮、自家製具沢山みそ汁(白菜、長ネギ、ちくわ)。

『「あたり前の食事」がなぜつくれないのか?』の出版を目論む「建築ツウ」
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  2006年3月6日(月)   建築ツウ的厄年
「建築ツウさんとお呼びして良いのでしょうか。 建築ツウさんも確か厄年だったと思います。建築ツウ的な厄年の過ごし方というのはある のでしょうか。あれば教えて下さい。」○○の○○40歳/設計事務所主催/男

「建築ツウに訊け!」の売り上げ快調の昨今、さっそく御質問をいただきました。お答えしましょう。
そうです、昭和40年生まれの我々にとって、今年は厄年なのです。やはり「建築ツウ」的にもとっても気をつけねばならないことは言うまでもありません。
「建築ツウ」管理人といたしましては、一昨年図面漬けの毎日、昨年現場漬けの毎日、ということで、独立して10年、前をみるために後ろをあえて振り返り、自分の立ち位置を地盤調査し、ぬかるんでいれば杭を打つ(まわりには厄年にそれをやらなかったために地盤沈下及び流動化現象をおこしてしまった建築家がいっぱいいます)。もう一度配筋検査をしっかりして、脳の筋力をしっかりつける(案外、人の現場ではしっかり鉄筋入れてるのに、自分の脳の鉄筋抜いちゃったりしてませんか?)。できれば第三者検査機関にチェックしてもらいましょう(もちろん経営コンサルタントではないですよ……そんなものに相談したらアトリエ事務所という業態はなくなりますから……)。
まあ、そういったカタチで、あとは東京ドームでチャイナを応援している赤い帽子を被った少年をみて涙を流すとか、荒川静香になってみるとか、寒い時に寒い所へ行くとかやっていれば、なんとか厄年を乗り切ることができると思いますよ。
お互いがんばって厄年を乗り切りましょう!
(自画自賛もしくは風説の流布で服役中の「建築ツウ」管理人より)

M-chiruさんという方のブログでも、感想いただております。
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  2006年3月5日(日)   中華
11:00「ワールドベースボールクラシック」を観に東京ドームへ。
チャイニーズタイペイVSチャイナ 戦。

さすがタイペイは野球の応援の仕方を知っており、鳴りもの付きの中華風でハデな応援。一方チャイナの方は、スタンドもがらがら、数人がおとなしく旗を振っているだけ。一人だけ中学生くらいの子供が、チャイナの赤いキャップをかぶって一喜一憂しており、そのお父さんも中国語で声援を送っていた。

基本的に情緒が不安定なので、そのチャイナの一塁側に座りながら涙が出そうになるのを押さえる。(言ってくれれば応援団長を引き受けたのに……)

バックネット裏以外自由席なので、ガラガラの東京ドームを一周散歩する。バックスクリーンあたりをチェックしたり、リリーフピッチャーの出てくる門の鍵を確認したり、巨大な構築物のエキスパンションジョイントを確認して構造的な分節部分に萌えたり……。なかなか楽しかった。

しばし、アジア的異国感覚を味わって、球場を後にする。

もちろん、この試合のあとイチロー達の日-韓戦が行われたはずだ。

               §

夜、テレビをみても、この試合のニュースはどこにもない。もちろん日-韓戦の結果のみ。マスメディアから漏れ、ぽっかりとした真空状態で行われた野球の試合。こういう感覚を味わうことが好きだ。マスメディアの境界、マージナル、辺境、滝になって落ちている部分……、それを拾うことが「建築ツウ」のやることなのだ。

               §

明治維新というものは寺をはじめいろんなものをぶっ壊したが、1000年以上つづいた中国への尊敬の念をもぶっ壊したことはあまり意識されていない。
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  2006年3月4日(土)   時系列
最近、時系列で、日記として、記述することを拒否しているが、、、たまには。

朝、島田雅彦本を“読みながら”起床。夜中、3時くらい、うかつにも見たくない夢をみてしまったので、それを消そうとしたのだ。

床のふき掃除、たかだか40・くらいの面積だが、息がきれる。週に一回はやる。100・のおうちに住んでらっしゃる人は大変だなとおもいつつ、変な深夜の通販で買った器具などには頼らず、その100・ふき掃除の愉楽を感じてもらいたいなどと考えつつ。

午、スプリングコートを着て恵比寿ガーデンプレースへ。マリアージュフレールでエロスという銘柄の紅茶を100g購入し、イートインでエチオピアカリーにて、チキンカレーを食す。

昼間ッからハードなカリーを食べたので、胃腸が弱り、連れ合いに広尾フロインドリーブにクッキーを買いに行ってもらう。

フィンランドの大久保慈さんから電話がある。変な電話番号は出ないようにしてるのだが、あまりにも変なので出たらフィンランドからだった。「建築ツウに訊け!」がヘルシンキに届いたらしい……。感無量。

14:00過ぎから事務所ニテ施主と打合わアせ。40才になった今、英語でプレゼンテーションできたらな……と思った瞬間……。OCMは徐々にインターナショナルになりつつある。ドメスティックなメディアより、逆輸入されるべき人間だな……と感じる。

施主が去った後、トマトスープを氷らせたものと、鶏ガラを砕いてつくったラーメンスープのもとを混ぜあわせて、ソコにカレー粉を入れてカレーをつくる。昼間、カレーで胃腸を弱らせたのに、懲りないやつだ……。

夕刻、そのカレーにマカロニをあえて食す、美味。
常に、二度と再現できない味、それはOCMの建築に似ている……などと思う。

世界野球を見ながら、晩酌。&施主からいただいたオハギをパクパく。

出かけて行った連れ合いが、帰ってきたらラーメンを食べたいと言っていたことを思い出して、松坂屋ストアに“豚バラ肉”を買いに、ふらふらと西口方面へ。

道すがら、アーティストの吉水氏と出会う。近くの銀座というところで飲んでいるというので、そのまま魅惑の世界に引込まれる。

ズブロッカのダブルのロックを2杯、かッかッかっといただき、10:30には、そこをおいとまし、目的地である松坂屋ストアに。

“豚バラ肉”のブロックはなかったので、モモ肉のブロックにした。きのうはモモの節供だし、まっいいかと……。

帰って、それを出汁蒸しし、網で焼いてチャーシューにする。夕方からとっておいた干しシイタケと日高昆布とカツヲの出汁にユウキの鶏ガラスープとウェイハーを混ぜて、ラーメンスープをつくる。

連れ合いがほどなく帰宅。

ラーメンをつくり、食し、またシングルモルトをちびちびやりながら、今に至る……。

ごく、平凡な一日。
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  2006年3月3日(金)   歓迎
本を書いている時は、ほとんど本を読まない。
今は、書いていない時期、だから本を読む。

カッコ付きの「モダニズム」という牙城、象牙の塔のまわりをうろうろしながらも、モダニズムのオソドキシーな文章を読んだりしている。

早めに床につき、2時頃目覚め読む、また寝て6時頃目覚め読む、そしてまた寝る。

本の中のコトバは、夢うつつの状態の脳に、少しづつ少しづつ染みわたっていく。
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  2006年3月1日(水)   
リニューアルしました。
K2日記読者の方も、是非TOPから、いまいちど御覧下さいませ。
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