 | 熱くなってきた。日射しが夏のそれになってきた。
午後「逗子の家」打ち合わせで荻窪へ。内部の仕上げの方針や、キッチン周りの方針、電気計画の概略などについて打ち合わせする。 終わったのが18時前だったので、荻窪駅北口駅前のバラックのような立ち呑み屋でビールを飲む。もう一人のスタッフも荻窪に呼び寄せ、しばし慰労会。
最初は立って呑んでいたが、途中で丸イスとベニヤ板の席に着席。西日が心地よく風の通りもよく、行き交う人々を眺めながら昭和な雰囲気を楽しむ。ほとんどは一人で呑む人々、その表情が良い、まさに至福の一時といった感じを一人一人が出している。他には野球帰りの親子や、中央線系お洒落カップル、黙ってもくもくと呑む同じ顔して同じめがねをかけた老母と娘。
しかし、店の奥の方に、悠然とタバコをふかしながらの背筋のピンと伸びた初老の紳士がいて、ことあるごとに店を仕切っている「あっダメ、そこは立ち呑み席、イスはダメ」「この人達座らせてあげて!」などなど。オーナーだろうか。駅前で、バラック状態で、何十年も、かつ活況を呈しつづけることに対して、何か大きなストレスが存在しているように感じた。地上げ屋に対してか、警察か、税務署か、それともヤクザか…。何かから店を守っているという感じがひしひしと伝わって来た。
しかし、よそものの僕らにはやさしくしてくれた。 | |